Day 17

誰かが言ってたけど病院は独り言を言う人が多い。これはマジだ。今まで何回か入院したけど夜になるとやたらとその独り言が目立つ。夜でもそれは無くならず、寝るのには苦労する。

 

入院した時はいかに暇を潰すかがキモだ。一日中ベッドの上で周りは独り言のジジイばっかり。あまりにも暇すぎてルービックキューブを6面揃えられるようになったほどだ。ちなみに病院にはプレステを持っていっても何も言われない。そこで死ぬ程バイオハザードをやり込んだことを覚えている。周りの人は独り言よりコントローラーの音のほうがうるさかったかもしれない。

 

他にもお笑いの動画を見るのも日課だった。いつものように一人で爆笑しているとある検温の日にナースに「いつも何で一人で笑ってるの?」と聞かれた。お笑いの動画見てるんすよねーというと「よかったーw頭おかしい子かと思ってたw」と言われた。いくらなんでも酷すぎるだろ。けどその人は気さくな人でそこからよく話すようになった。中学生に対して酒の飲み方を語るおもしろいナースだった。

 

全身麻酔についても書こうと思う。全身麻酔は前もって説明されるけどやたらと後遺症について言われて、めっちゃビビらせてくる。大病ではなかったけど全身麻酔って中々経験できるものじゃないからビビる反面楽しみでもあった。手術室に入る時は何か音楽を選ばせてくれる。何を選んだか忘れたけど曲の種類は少なくて古いのばっかだった気がする。

多分みんなそうだと思うけど麻酔の前は絶対寝やんとこと思う。そんな気持ちを胸に少し眠くなりますよーと言われ、んなわけwと思って少し瞬きをした。瞬きをした瞬間手術はすでに終わっていた。起きると意識は朦朧としていて、少し寒い。意識がハッキリしてきて時計を見てみると2時間ぐらい経過している。瞬きの間に2時間が経っているのは不思議な気分だった。

 

こんな感じで病院にもなんだか思い出がある。それだけ。